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尾崎塾
富田教室

[2023年1月6日]

【悲報】とはこのこと

よくネット見てたら【悲報】というタグをつけて面白おかしく書いてるものに出くわす。

今日のは,本当に悲報だと思う件。


それは,先日,某東京都の知事のこれ,

「東京の子たちに毎月5000円のお小遣いあげます」

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え”〜っ(@ ̄□ ̄@;)!!

それで,東京の人たちは喜んだのだろうか?

「吉報」だと思った都民がたくさんいたことこそが【悲報】です。

このニュースを最初に聞いた時,正直言うと,こう思いました。

「工藤新一の飲まされた薬飲んで東京行こうかな・・・」


しかし,よく考えてください。

たしか,予算1200億円とか。


これ,結局は親が子の数×5000円もらうだけです。

家計が助かるだけで,少子化対策とは関係ないでしょう。


というか,そもそもの悲報は,これが「政策」でないこと。

そうなのです。

もう,この国には「政策」というものがないのです。

お金を配るって,政策ですか?

政策とは,税金と頭を使って「しくみ」とか「しかけ」をつくることです。

お金配るって,小学生でも思いつくことですから政策とは言えません。


たとえば,私が知事で,そのお金があったら,保育所や学校に投入しますよ。

各校の生徒数×5000円を配るとすれば,同じ予算で足りることになる。

使途は担任手当としてもおもしろい。

40人学級の担任は,毎月20万円が手当として給料に上乗せされる。

月給30万円の人が50万円もらえることになる。

すると,優秀な教員が東京に集まってくるだろう。


このような「しかけ」をつくるのを「政策」と呼ぶのだ。


この意味で,この国にはもう「政策」はないのです。

年始の首相の話はもう【悲報】でしかありません。
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インフレ率を超える賃上げを「お願い」してました。


国のトップが「お願い」するというのが「政策」だと思っているようです。

すでに哲学のないウイルス対策でも自粛を「お願い」していて,その時からこの国の沈没は加速しています。

自粛をお願いされて,哲学のない国民はみんな自粛したので,今度も賃上げするのでしょうか?

体力のない企業が賃上げしたら倒産しますけど・・・


どんどん崩壊していく日本社会を,数十年後に再生するのは今の中高生でしょう。

せめてウチの塾生諸君はちゃんと哲学を持って立て直せるように,本質的な勉強をしてください。

「お願い」します。






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