[2023年1月7日]
京都女子大学(京女)は,言わずと知れた名門大学。
世間の評判はすこぶる良いのに,入学に必要な学力はそれほど高くない。
関関同立がダメだった場合でも,京女に行っとけば就職も心配ない。
ホントに悪い評判がほとんどないのだが,今年はちょっと危ういことをやっている。
学部を新設するそうだ。
それも「データサイエンス学部」だと。
速攻「やめとけ」と言いたいが,すでに募集も始まっている。
いつまでも旧態依然とした学部構成ではダメだと危機感を感じているのだろうが,今どきの流行に乗っかるだけでは大学の根っこがゆるぎかねないと思うのだ。
叱られることを承知で敢えて言うと「女子にデータサイエンスは無理」だから。
すごい偏見?
そこを持ち前の女子教育で,苦手と目されるデータサイエンスのスペシャリストを輩出するのでしょうかね?
無理でしょうね。
京女の学部学科案内を見て,それが確信できるのです。
膨大なデータを用いて,ジェンダー平等に貢献するとか書いてあります。
おそらくですが,このようになるでしょう。
いろいろなデータから日本がジェンダー平等で遅れている内容をピックアップする。
そして,それではダメだと警鐘を鳴らして世の中を良くしよう!
これってサイエンスではないですよ。
自分たちの主張に都合のよいデータばかり集めて,逆に都合の悪いデータは見ないか改ざんするという方向に行きかねません。
さらに,ちらっとSDGsというのも目にしました。
もはやSDGsって政治や金儲けの道具ですから,大学でやるべきことではなくなっています。
時代の最先端の学部を創設したつもりかもしれませんが,劣化したプロパガンダを追いかけても何も生まれないでしょう。
せっかくの由緒正しい京女が,変な学部を作ったことで評判を落とさないことを願うばかりです。
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