[2023年1月29日]
ウチの塾はたくさん演習をするので,教材選定が重要なのは言うまでもない。
中でもたくさん「書く」教材を好んで与えている。
しかし,実際の入試などでは記号を「選ぶ」問題の方が多かったりする。
大学入学共通テストはもちろんマーク式なのですべて「選ぶ」方式。
また,受験生の多い私立高校や私立大学だと,記号選択問題にしないと採点が終わらないという事情もある。
形式だけ考えると,入試が「選ぶ」方式ならば,演習も「選ぶ」練習をすれば事足りるように考えがちだろう。
ところが,ウチの塾では入試が全部記号選択であろうと,かなり実際に記入する方式のワークを与えることが多い。
理由は明白。
そう,単にイジワルしてるだけ。
・・・
んなわけなくって,その方が学力がつくからだ。
ちゃんと自ら手で答案を書くことで,ちゃんと頭を働かせて解くということにつながっている。
眺めていてなんとなく選んで,たまたま合うのとは次元の異なる作業になる。
さらに言うと,本来の入学試験はちゃんと書かせて学力を測定したいのだ。
先に述べたように,受験生が多いために記号選択にやむなくしているわけだ。
実際,大学に入ったらかなりの論述試験ばかりで学生たちはびっくりするだろう。
その時になって困らないように,高校や大学受験の時からしっかりと書いて勉強するスタイルと確立しておくべきなのですよ。
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