[2023年2月16日]
今年も大学入試の補欠地獄がはじまりました。
合格者の手続き状況を見て,最後まで人数調整しようという私立大学の非常に狡いやり方です。
受験生は学力に応じて,いろいろなレベルの大学を併願します。
関西圏だと関関同立に行きたいけど,産近甲龍も受ける。
念のためその他の大学もスベリ止めに受ける。
さて,スベリ止めに合格したものの,産近甲龍や関関同立で「補欠合格」が来たとする。
スベリ止めに入学金を払わないと,それが取り消しになる。
そりゃ,払います。
25万円也
で,入金した後に産近甲龍の追加合格の通知が来る。
これまた入金期限までに払います。
さらに30万円也
そして,3月の末に関関同立から追加合格の通知が来ます。
速攻払います。
というように,入学金がどんどん消費されていきます。
ってか,大学側にとって,入学しない人の入学金ほどうれしいものはありません。
何もせずにガッポリと入学金が入るのです。
これ,大学のレベルごとにうまくずらして結託して順次追加合格させている可能性すら疑いたくなりますね。
数十万円もの大金が無駄になる受験生は,年間に何千人,いや何万人もいるはずです。
国や自治体はそれにメスを入れるべきなのです。
あるいは教育委員会でもいいし,公立や私立の校長会が強く申し入れてそのような暴挙をすぐにできないようにすべきなのです。
このことは,以前からこのブログで発信してますし,気づいている関係者は多いはず。
学校の先生方,ぼーっとしてないで動いてあげてくださいよ。
受験生側の対策は一つしかありません。
最初から合格通知が一発で来るように高い学力をつけておくことです。
ギリギリ合格の人は,ほぼ全員が追加合格詐欺の被害に遭うように仕組まれているのが今の大学入試なのです。
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