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尾崎塾
富田教室

[2023年3月5日]

電子黒板は必須なのに

テレビ見てたら,とある黒板屋さんが黒板にプロジェクションマッピングするみたいな「電子黒板」を思いついて,うまくいきそうな話をやっていた。
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それまでの電子黒板は,せっかく納入しても,先生が使いにくいとかの理由でホコリをかぶっていることが多かった。

そこで,今回は,先生方の意向をたくさん実現できるモノになったとのこと。


さて,このとおりうまくいくのでしょうか?


このテレビを見た人は,すばらしいモノができて,これに予算をつければ学校教育がどんどん良くなると思ったことでしょう。

ところがどっこい,なかなか実現はしないでしょう。


まず,予算がつかないのですが,それを言ったら話にならないので,奇跡的に予算が確保できたとします。

最初はどの先生も使ってみるとは思います。

でも,だんだん使う頻度が減って,結局使わない授業にもどる先生が多くなります。

それまでにも,電子黒板は導入されていても,ホコリをかぶってたと書きました。

いくら使いやすくなっても,やはり元にもどるのです。

理由はカンタンで,電子黒板で投影する画像の「準備」に手間がかかるから。

正直,慣れればそんなに手間でもないのですが,慣れないといけません。

慣れるというのは,今までにない作業ということですから,慣れるまでにやめてしまう人が多いのです。

今までどおりでも板書できていたし,ベテランになれば,準備しなくてもチョーク一本を教室に持っていけば授業ができました。

電子黒板ありきになると,必ずしっかり準備しなくてはいけません。

そこがとにかく電子黒板が普及しない最大の難所なのです。

いやいや,むしろ準備が少なくなるのが電子黒板です。

授業の効率も格段に上がります。

ん?

そう,そこも問題点なのですよ。

効率が上がれば,今まで10教えていたのが20教えることが可能になります。

ということは,さらに10の勉強と準備が必要になるではありませんか。

仕事が増えますね。

楽になるわけでは決してありません。

学校教員は,このところ質がどんどん下がっているのはご存知のとおり。

質が低いというのは,キャパシティーが少ないということ。

今でも手一杯でアップアップなので,仕事を増やすなんて全く無理なのです。


ぶっちゃけ,今回テレビでやっていたように,黒板に直接投影するタイプの電子黒板は,ずっと以前の20年前からあるのです。

実際,私などは学校勤務時代に使っていました。

設営に若干の手間がかかりますが,先生のやる気だけの問題です。

残念ながら,他に使っている先生はいませんでした。

そういうモノなのです。


ウチの塾では,最強のビッグパッドがあります。
img1 必須アイテムです。

実は,これ以外にも,黒板に投影も可能なプロジェクターが塾にあります。

最悪,ビッグパッドが故障しても,同じような授業ができるようになっています。


プロジェクターで投影するタイプの電子黒板よりも,ビッグパッドの方がはるかに視認性がよいので,本当は学校にもこのような設備が装備されるべきなのです。

話がもどりますが,この国は教育にお金をかける気が全くないようですから,それがそもそも難しいという残念な話題でした。









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