[2023年4月17日]
朝日の記事だが,吹奏楽部の顧問の先生が亡くなり,告別式で部員たちが追悼の演奏をしたとのこと。
すばらしい先生だったようだ。
何がすばらしいかというと,この先生は吹奏楽が全くの素人だったこと。
なのに,生徒とともに学び,最終的には全国大会に出場するような指導ができていたのだ。
これこそ教師のあるべき姿ではないか。
それが,今はおかしな風潮がはびこっている。
部活顧問は教師の仕事ではないと大ぴらに言う教師がいるのだ。
そんな人間は,そもそも教師になって欲しくないのだが,現実は教員不足なので,おかしな人間が混ざってくる。
この記事を書いた朝日新聞も含め,教師の労働時間が過労死ラインを越えていて,ブラックだブラックだと喧伝している。
そんなことをするから,これから教師を志す人もおかしな人が増えるのだ。
教師って,科目の授業で教科書に書いてある内容を教えるのが仕事だと思いますか?
そう考える一般の人がいてもおかしくないが,教師自体はそうは思っていないのです。
教科指導はもちろん教育の重要な一場面ではある。
しかし,教師は教育をするのが仕事であって,教育活動はあらゆる場面で行われるのです。
中でも部活などは,絶好の機会なので,部活を教師の仕事ではないと言い出すような人間は,全く教師には向いていない。
何か一つの科目だけを教えたいのなら,塾や予備校で仕事すればいい。
学校というのは,教科指導だけをするところでは断じてないのです。
ちなみに,ウチの塾は,塾なのに教育をするところだと考えています。
少なくとも腰抜けの教師が多い学校よりも,はるかに教育的な内容を提供しているのではないでしょうか。
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