[2023年6月28日]
大学時代,地質学の研究室で指導教官だった杉村新先生が,なんと,本日,百歳のお誕生日を迎えられました\(◎o◎)/!
おめでとうございます!!
大学に入って,そもそも幸運だったのが,この杉村先生がおられたこと。
何といっても「世界の杉村新」だったわけです。
当時,まだプレートテクトニクスに異論もあった日本の地質学会で,世界のトップを走っていたのがこの方でした。
ノーベル賞に「地学賞」があれば,まちがいなく受賞していた方です。
今みなさんが普通に口にする南海トラフですが,「トラフ」という言葉を広めたのも杉村先生です。
広辞苑第四版の地学用語はすべて杉村先生の執筆です。
ほとんどの日本人は杉村先生にお世話になってるわけ。
杉村先生は,教育にも多大な貢献をされていて,特に第一学習社の高校地学教科書を執筆されていました。
それもあって,卒業後に高校教員をしていた私などにもよく連絡をとっていただいて,今日に至るわけです。
現在の高校生の使用する地学基礎の教科書にも,多大な貢献をした「人物」として紹介されています。
特にウチの塾生は,間接的にですが,この先生の影響を強く受けていることになるのです。
このように,教育っていうのは,教え子がその教え子に伝えて,さらにその下の世代へと伝えていくものだといえます。
杉村先生は,百歳になってもまだまだお元気で,毎日何千歩も歩いているそうです。
先生には,本日お祝いのメールを差し上げました。
ウチの塾で地学を学んでいる生徒の様子や,先生の著書の感想文などを添付させていただきました。
私も百歳でピンピンしている予定ですので,塾生諸君はぜひ百歳の誕生日(2063/10/27)に連絡してきてくださいね。
それを楽しみにしています。
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