[2023年7月1日]
昨日書いたように,センター試験の時はかなり精度よく受験生の学力が測定できていました。
ところが,共通テストになって,おかしな方向へ行ってしまい,それを修正するどころか,悪問が「定着」しつつあります。
筑波大や多くの大学の後期試験のように,共通テストを学力測定のメインにすると,おかしな頭脳の大学生が合格しかねません。
悪問で有名なのは生物です。
昨日の外部評価では適切でないと一刀両断されています。
ただ,恐ろしいのは,だからといって来年に改善される保証が全くないどころか,おそらく来年も変な問題で平均点がおかしくなることでしょう。
要するに,作問する人間に作問能力がないのです。
同様に,全く学力が測定できていないのが数学です。
太郎くんや花子さんは数学に必要ありません。
オーソドックスな問題をきっちり解かせて学力を測ってもらいたいものです。
そもそも,平均点が低すぎます。
それなりに勉強してきた受験生の平均点が4割とかだと低すぎますね。
しかも,数学が難しいのでなく,単に時間が足りないとかの調整不足で平均点が低いのです。
英語も,長文ばかりの読解で,発音アクセントや文法問題が姿を消しました。
4技能が必要とか言いながら,民間業者活用が頓挫して,結局バランスを欠いた試験になってしまいました。
センター試験と同じ形式にもどせばいいのに,そういう判断力もない人間が作問しつづけているようです。
国語も,普通に論説文の読解をやればいいのに,無理矢理に変な設問を入れるようになっています。
それで,そのおかしな「形式」のみマネをした大手予備校の模試で,共通テストの得点予想などできるハズもなく,受験生に指針がない状態です。
(まさか模試の判定を信じてるバカはいないでしょうね?)
国公立大を受験するには避けて通れないのが共通テスト。
なのに,共通テストは特に運が左右するようになっています。
対策は,大学個別の2次学力試験でしっかり得点できるようにホンモノの学力をつけるしかないのです。
今までは,ホンモノの学力があればセンター試験も高得点が取れたのに・・・
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