[2023年7月2日]
本日の数学特別講座は「微分」でした。
その中で「数学のセンス」の話をしました。
多くの生徒が「自分はセンスがないので数学が苦手だ」とか思ってたりします。
そうやって諦めるのはカンタンです。
しかし,数学のセンスは持って生まれたモノではなく「身につける」モノだと認識すればやる気も出てくるでしょう。
なんだか生まれつきセンスのある人は,解法がスラスラ思いつくんだなぁと思ってませんか?
実はそうではないのです。
数学のセンスとは解答の方向性を身につけているということなのです。
だから,自然とその解答の方向へ行くわけです。
化学でエネルギーの高い方から低い方へ反応しがちとか,エントロピーが増大しがちというのと似ています。
センスのある人とは,その方向へ行くのが自然だという認識が身に付いている人なのです。
その方向性の「知識」と,そっちへ向かうための「技術」を「身につける」ことで数学のセンスがある状態になります。
数学のセンスとは勉強量と努力の賜物なのです。
今日の授業を受けた人は,その意識を持ってしっかりと練習して身につけていきましょう。
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