[2023年8月9日]
昨日は,大阪の教員採用試験2次の発表日だったようです。
もう,何十年も前に私も受けましたが・・・
今,大阪の教員ってなりたい人が少ないので,倍率も低いのでは?
ところが,実際には不合格になる人もいるわけです。
それで,おかしな現象が起こっています。
SNSによると,「学校で講師をしている同僚が不合格になって,みんなが驚いている」とのこと。
一般的に,学校の採用試験に落ちても,非常勤講師などで学校に勤務することが可能なのです。
そして,講師をしながら勉強して,翌年の採用試験合格をめざしている人がたくさんいます。
その中の一人が,SNSで同僚が合格すると思っていたのに落ちたという話。
おそらく,ちゃんと勤務できているように同僚には思えたのでしょう。
しかし,試験の面接で落ちたわけです。
これはどう考えたらいいのでしょうか?
SNS的な論調では,「採用試験する側の見る目がない」となりがちです。
そうかもしれません。
採用試験する人が,どのような経歴か知りませんし,現場をご存じないかもしれませんから。
ですが,実際には,やはりその講師の力量不足という可能性もありますね。
そもそも,ちゃんと働けていると評価した同僚諸君がちゃんと働ける人だったの?
自分よりもちゃんと働いているというだけで,そもそも基準となる自分は低レベルだったというオチかもしれません。
それもそうですし,教員採用試験に落ちた人は,何かの力量が不足しているから落ちたのです。
その力量不足の人を講師として採用する制度が頭おかしいですね。
つまり,学校には力量不足の教員がたくさんいるということです。
そして,過去に試験に合格した教諭の先生は力量抜群かというとそうでもない。
日々だらだらと勤務しているうちに力量が劣化しているかも・・・
学校にロクでもない教員がウヨウヨしている可能性が示唆されます。
ちゃんと力量のある人を,高待遇で招かない限り,ショボい人材ばかり集まって,ますます教員の質は低下していきます。
現在の大阪府のやり方では劣化の連鎖が止まりません。
ちなみに,私立学校はその公立の教員採用試験に合格できなかった人しか採用できません。
私立学校の方には優秀な人材が少ないのは事実でしょうね。
そんなところに無償化とか補助金をたくさん出す必要はないんです。
公立学校にもっとお金をかけるのが行政のすべきことだと思います。
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