[2023年9月8日]
大学入試にはお金がかかります。
大学入学共通テストは3教科以上受験で18,000円
国公立大2次試験は受験料17,000円
私立大の一般入試 30,000〜35,000円
ですが,得意科目重視などを選択すれば1つの方式にプラス7000円とか。
近大の例
結局1つの私立大を受けると5〜6万円です。
合格すれば入学金と授業料。
入学しなくても入学金は没収。授業料は返金されます。
さらに,推薦入試を11月に受けて,さらに一般入試で上位大合格となれば入学金を余分に納めることになります。
ちなみに入学金は200,000〜300,000円
関大の例
ざっと,少なくとも受験料と入学金だけで50万円は用意しておきたいですね。
遠方の大学を受けるなら交通費や宿泊費も必要ですし。
以前から指摘している「補欠合格地獄」も待っているかも?
それで,声を大にして言っておきたいのは,生徒に「お金がない」話をすると,受験は成功しないということ。
親が「うちはお金がないから,国公立大しかダメだぞ」
とか,
「お金がないから受験は2校までだぞ」
とか,
「お金がないから浪人は絶対ダメだぞ」
とか言ってはいけないということです。
こう言ったら子供が家計のために奮起して頑張るのではないかと淡い期待をする親が多いのです。
完全にアホです。
それで奮起する子はいません。
いや,しようとは思うのですが,そんなにカンタンではないのです。
むしろ,精神的な負担を過剰に与えるだけで,まともに集中して勉強できなくなるのでしょう。
過去に,家で受験生に「お金がない」話をして成功した例を知りません。
ことごとく失敗しています。
本来の力すら出せずに撃沈します。
要するにメンタルがやられてしまうのです。
結局お金がないハズなのに「浪人」して,国公立どころか「私立大」に進学という例も多々あります。
(ホントはお金あるやん!)
逆にお金の話をしなかったからといって成功するわけではないですが,「お金がない」大作戦は必ず失敗に終わります。
親は黙ってお金を用意してあげてください。
大学受験がうまくいくかどうかで,生涯賃金が数千万円違ってくるかもしれません。
今,たったの50万円をケチったばっかりに,数千万円を失うというアホな大作戦をやらかす親たちが多いのです。
くれぐれもご注意ください。
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