[2023年10月18日]
残念な話ですが,近畿大学の学生がとりかえしのつかないことをしてしまいました。
剣道部の部員同士でふざけ合っていたようですが,それで部活を休止とのこと。
それに対して,以前に話題になった日本大学のアメフト部で大麻をやっていた件。
こちらは,誰も死んではいないものの,ふざけ合っていたとかのレベルではなく,違法を確信して長期にわたってやっていたのです。
日大の方が悪質であると言っても過言ではないでしょう。
ところが日大は当初,アメフト部の活動を休止しませんでした。
しかも,事件を世間に公表するまでに相当な時間がかかっています。
というか,世間にバレてから公表せざるをえなくなったという順序でしょう。
さらに,犯行が1名でなく複数だということが,あとあとになってズルズルと判明していくという・・・
近畿大学は比較的すぐに対応しているように見えます。
まあ,以前にボクシング部でのことがあるので,そのような対応をいつも想定しているのかもしれません。
日本大学はさすがにどうしようもない大学ですが,実は大学に限らず教育現場はいつも隠蔽体質なのです。
それは,生徒や学生の将来を考えて,世間にはなるべく知らさないでおこうという気持ちがはたらくから。
世の中学や高校で,飲酒や喫煙,万引き,暴力沙汰などは日常茶飯事です。
いちいち事件を警察沙汰にして世間に公表していたら,毎日何千件も会見を開くことになります。
実際のところ,ほとんどの事件は学校内部で処理されて表に出ることはありません。
さて,学校の不祥事は生徒や学生が起こすものばかりではありません。
教師の失態や管理運営側の汚職など,いろいろとあるのです。
本来はこちらは生徒の将来を考えるなどというキレイゴトは通用しません。
ですが,学校というのは隠蔽体質が染みついているので,学校側の不祥事も黙ったままにします。
これはどの学校にもありがちなことなのです。
昨日話題にした大阪府立高校でも,教師サイドの大きな不手際があったのに,本人たちは隠し通すつもりです。
当時の校長は逃げ切った?
府の教育委員会などには話を上げていないはずです。
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