[2023年12月30日]
気が付けば,もうすぐ来年!
大学入学共通テストまで,実はあと2週間。
それで,私立大学入試が1月の下旬にはじまります。
私立大学の入試で気を付けるのは,その日程です。
試験日の重複などは誰もが見るでしょうが,重要なのは合格した後の手続き締切日です。
具体的に見ておきましょう。
年明けの近畿大学の入試が1月の27,28日にあり,合格発表は2月の7日です。
それに合格したとしましょう。
近畿大学に合格するくらいですから,関関同立も視野に入ってます。
たとえば,立命館大学も受験して,合格したとします。
その発表日が,全学日程だと2月17日で,学部個別だと2月20日だったりします。
ここからがややこしいのですが,近畿大学の入学手続き締切はというと,なんと,2月17日なのです。
近大合格しても,立命館に合格したら立命館大に行きたいでしょう。
しかし,近大の手続き最終日が17日です。
17日に立命館の合格がわかったら,17日に近大の手続きをしなければそれでよいでしょう。
逆に,17日に立命館の不合格がわかったら近大に入金しておかないと合格が無効になります。
心配なのは17日が土曜日ということ。
銀行やってませんが,大丈夫なのかな?
さて,ギリギリ17日に近大に入金できたとしても,20日に立命館の学部個別日程で合格通知が来たらどうします?
すると,近大の入学金25万円を捨てて立命館大学に入金しないといけませんね。
もっと恐ろしいのは,3月になってダメもとで受けた同志社大学の「追加合格」が来たら?
このように,入学しない大学への入学金支払い地獄が待っているかもしれません。
これは毎年ひどくなっていて,受験生側は「泣き寝入り」するしかないのです。
行政の力でこの合格地獄連鎖を止めて欲しいのですが,そんなことしてくれる政治家はいそうにありません。
受験する側は,少なくとも50万円は余分に用意しておく必要がありそうです。
国公立大志望の人も,私立を受けると同じことが起こる上,さらに第一志望の国公立大に入学すれば,私立大の入学金を2校とか3校分捨てることになりかねません。
くれぐれも,親御さんの方はお金の用意だけはしておいてあげてください。
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