[2024年1月2日]
お正月から大地震があって,多くの人が亡くなっています。
一般に震源が陸域だと津波は発生せず,海域だと発生する場合があります。
今回は太平洋側の海溝で起こる地震ではないですが津波が発生しました。
能登半島のあたりは,ちょうど陸と海にかけて活断層があって,海面にも影響が出たようです。
それで,大津波警報を出したものだから,報道は「津波逃げて」一辺倒の壊れたレコード状態。
やはり,災害時の報道の不備が毎回気になります。
重要なのは,その災害に最適な報道をすることであって,アリバイ作りではないのです。
東北の地震の教訓で,ちゃんとマニュアル化してマニュアルどおりに報道したのでOK?
そうではなく,ちゃんと地学を勉強して,最も必要な情報を発信するように放送局の人間は抜本的に考えを改めてもらいたいです。
今回,一番ポンコツだと思ったのは,おそらくマニュアルにないことを女子アナが気を利かせて言ってしまったセリフ・・・
「乾燥しているので火の元に気を付けてください」
いや,おまえのいる関東は冬に乾燥するけど,地震で火災が起こっているのは日本海側の能登やで!
もう少し地学をちゃんと勉強して,正しい情報を出さないと,誰も信用してくれなくなりますよ。
さらに,午後11時ごろに,震度3の地震を気象庁が誤って震度7と発信してしまった件。
これは,絶対にあってはならない誤報でした。
テレビ局も,誤報と気づくのに時間がかかり,誤報とわかったあとにはもっと大きく誤報だったと言わないといけなかった。
なのに,誤報=なかったことにしたいと考えたのか,その後ほとんど触れなかったのです。
災害時に何をすべきか,ほんとにわかってない放送局のアンポンタン達よ,給料に見合った仕事をちゃんとやって下さいよ。
ちなみに,放送局の人の給料は2000万円とか普通で,一般企業よりはるかに多くもらっているんですよ。
それなのに,公務員がもらいすぎてるだのという報道を一生懸命やるんです。
自分たちがもらいすぎてるのから,目をそらすためですね。
正しい情報を的確に報道することで,人命がいくらか多く助かるのに,そういうことをおろそかにしているのに罪悪感を持ってもらいたいですね。
愚痴が長くなりましたが,地震は新潟だけでなく,大阪でもどこでもいつ震度7が起こっておかしくないのです。
今,たまたまラッキーで平穏無事に過ごせていることを忘れてはいけません。
塾生は明日からまた平常授業がはじまります。
いつもいつも言いますが,何不自由なく勉強できる環境があるというのはあたりまえではないのです。
すごくラッキーなことだと,感謝しながら勉強する人と,勉強をやらされている人とで,学力がどう変わるかは明らかですね。
ちゃんと学力をつけて,社会の役に立つ人になってください。
災害時に役に立つ人になってください。
よろしくお願いします。
この写真は東北のもの。
津波の被害は甚大になりがちだが,今回の能登では家屋倒壊などの方が多く亡くなっており,そちらの報道をもっと優先すべきだった。
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