[2024年4月14日]
化学は「暗記科目」にも思われがちですが,一つ一つの暗記事項のベースにはちゃんとした「原理」があります。
まずはしっかりと「事実」を覚えないといけないのは確かです。
しかし,覚えたことって忘れてしまうのが人間。
そこで,覚えた内容に根拠を与え,忘れにくくすることも重要。
あるいは,忘れてしまっても,原理から考えて導くことさえ可能なのです。
てなわけで,今回の講座は化学の理論を根底から解説することを主眼としています。
第1回は電子配置。
電子の挙動が化学のほぼすべてを決定していると言って過言ではありません。
第2回は酸化還元。
酸化還元こそ,電子のやりとりで考えることですべて解決。
この第1回と第2回は,文系生徒で化学基礎しか使わない人もぜひ受講するとよいです。
第3回は希薄溶液。
具体的には沸点上昇とか凝固点降下についての理解。
よく生徒に問うのですが,沸騰と蒸発の違いを説明できるでしょうか。
いや,できないですよね。
ぶっちゃけ,学校の化学の先生のほとんどがちゃんと理解できていないし,説明もできないと思いますよ。
さらに束一的性質として浸透圧についてもやります。
今回はこの3回ですが,夏休みをはさんで2期として,「熱化学」「化学平衡」「有機化学」を予定しています。
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