[2024年5月9日]
歴史の解釈なども我々が高校生の頃と現在では違っているモノがあるだろうが,入試で問われるのは現行教科書の内容となる。
ただ,諸説あるモノを出題してしまって,2つ正解があるとなれば出題ミスとあいなる。
こういった出題ミスなどは問題を解いた予備校などの指摘で発覚することが多い。
出題ミスがあったらきまって「全員に得点を与えました。合否に影響ございません。」と逃げる。
(実際は影響あるのにな・・・)
一方,表に出て来ないのが「採点基準」というものだ。
記述式答案の場合,何にどれくらい配点し,どうだったら点数を与えるのか。
実は,この採点基準こそが合否に直結しているのだ。
なのに,それをあまり意識していない受験生,指導者が多い。
恐ろしいことは,入試の採点基準と模試や学校の考査の採点基準は全く別モノということ。
模試や学校のテストは「返却」されるので,生徒から採点ミスが指摘されるし,採点基準も説明しないといけない。
ところが,入試は「返却」されないのだ。
世の受験生はもっとどのように採点されるのかを意識して勉強した方がよい。
模試の採点基準は公表されている。
だから,入試もそのように採点されると思ったら大間違い。
模試の採点って,大学生はやらないにしても,そのへんの大学の大学院生や大卒で主婦やってる人だったりする。
多くの人が共通に採点できるように本質からはずれた基準になることもある。
ところが,入試はもっとレベルの高い大学の先生がちゃんと採点するので,たいていもっとシビアに採点されるのです。
ウチの塾では,そういったことも指摘してあげるので,実際の入試で少しはマシなことを書いてくれているとは思うが・・・
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