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尾崎塾
富田教室

[2024年5月11日]

小論文指導について

昨日のブログで紹介したショートショートはすごいでしょ?
(売れるレベルだと思うのですが・・・)

アレ,実は近畿大学の入試で出された小論文の「合格答案」なのです。

お題は「一番感動したこと」あるいは「10年後の日本」のどちらかを書くというもの。

これをあらかじめ提出するのですが,誰かに書いてもらってもすぐにバレますから,正真正銘本人が書いて提出しないといけません。

最初,「一番感動したこと」を書いて見せてくれました。
ありきたりだったので,もう一段深く書くように指示して,何度か見て,まあまあ合格できるだろうというモノが仕上がりました。

ですが,もう一つの「10年後の日本」も書いてみるというのです。
それで書いてきたのが,塾のブログでもかつて提案した「ポイント廃止」の話。
ですが,アイデアはよいのですが全く面白くありません。

「オチ」はないのか?
img1
それでできあがったのが昨日の作品です。

通常,小論文は自分の考えを理路整然と具体例を混ぜて論ずるものでしょう。
「私は,10年後の日本は,経済的に立ち行かなくなっていると思います。なぜなら,○○だからです・・・・」みたいな。

それで,真面目に手堅く合格するなら先に書いた「一番感動したこと」の話を提出すればよかったのです。
(こちらの話もちゃんとオチがありました)

後者の方が斬新で,近大の採点者に見る目があればダントツで合格だが,頭の固い採点者ならボツです。

この生徒は後者を選んで提出し,合格しました。


近大の先生も驚いたことでしょう。
(見る目のあるすばらしい先生方ですね)

たいくつな,トーリイッペンな小論文を採点している中に,めっちゃ面白いショートショートが混ざっているのですから。


実は,普通の小論文の指導をする中でウチの塾で強調している内容が満載なのです。
(その内容が知りたかったら金払え!)

だから,よほど頭の固い採点者でなければダントツ合格だと確信していました。


こういう小論文指導してもらえる塾はおろか学校や予備校は絶対ないでしょ?

この合格はもちろんこの生徒の文才があってこそのものです。

ですが,ウチの塾の指導がなければその才能が開花しなかったでしょう。

ウチの塾では,他にも小論文で合格した生徒が多くいます。

常識にとらわれない的確な指導ができている証拠だと思っています。



(ちなみに,このブログのオチは,その生徒は近大に進学しなかったってこと。近大の先生,申し訳ない。もっといい大学に合格しちゃったんで・・・)




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