[2024年5月20日]
古武術で有名な甲野善紀さんをご存じでしょうか。
この方は,日本古来の身体の操作法を研究しておられて,TVに出たり本を著したりしています。
最近はユーチューブでもいろいろ伝えておられます。
その甲野さんが嘆いておられるのが,世の中の多くの人が常識(しかもそれが間違っている)にとらわれており,それを正すことをしないこと。
具体的には,甲野さんが実践する身体の操作法で,レスリングの選手と対応すると,レスリングの選手は驚くのです。
「こんな体の使い方見たことない。」
で,それを試合で使えば,今までにない動きが手に入るのに,それを継続して身につけようとしないという話。
同じことが,柔剣道,ボクシング,ラグビー,バスケなどの選手にもいえるのです。
みんなその時はビックリするくせに,その術を身につけようとせず,また自分の練習場にもどって,今までどおりの練習に明け暮れるのです。
せっかく新しい異次元の動きを目にしたのにです。
上手になりたくないのでしょうかね。
それを使えば,試合に勝つ可能性が飛躍的に高まるのに。
それほど,各スポーツ競技が「常識」にとらわれているのです。
残念ながら,その競技業界でよいとされていることから抜け出せないのです。
さて,先日来,ウチの塾で授業を受けている生徒諸君はどうでしょうか?
今までの学習方法が完全に間違っていると指摘しているのですが,それを改めて正しい学習方法,問題へのアプローチをやりはじめていますか?
今までの自分から変わるきっかけを与えてはいますが,本当に変わる気があるかどうか。
そこが分岐点なのですよ。
他の多くの人とまったく違うことをするのは勇気がいるといいますが,本当でしょうか?
そのまま結果が出ないのが確定しているやり方を続ける方が勇気のいることだと思いますが・・・
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