[2024年6月15日]
数学は暗記だ!の和田秀樹さんは灘→東大医学部ですから,受験についての本をたくさん出しています。
ですが,本来はお医者さんなのです。
それで,プレジデントオンラインで「喫煙者が減っているのに肺がんが増えている」のがなぜか考察しています。
実は,たばこをやめたら健康になるという単純なものではないのです。
人間なのですから。
これは,こどもがゲームばかりしてるのを取り上げても勉強しないのと同じかも。
あるいは,スマホを取り上げたら成績優秀になる?
医療と学校の勉強って似たところがあるように思います。
記事の中で,大学病院と町のかかりつけ医の違いについても述べています。
大学病院など,大きな総合病院は先端の医療が受けられそうなイメージですね。
ところが,それぞれの専門分野には詳しい先生がたくさんいても,人間を全体として診ることができない医者ばかりだというのです。
特に高齢者は一つの病気だけということでないので,総合的に人間全部を診てくれる町のかかりつけ医の役割が重要なのですね。
これ,教育も同じで,大きな塾・予備校に数学や英語など,専門科目について非常に優れた先生はたくさんいます。
ところが,数学の先生は生徒の英語の成績や理科の出来具合を知りません。
っていうか,私も大手予備校で教えていましたが,個人情報に配慮してか,生徒の学校や名前すら教えてもらえません。
各科目の先生はその生徒がどの学部を志望しているかや,どこで悩んでいるかという,人間としての重要な部分を見ることはできないのです。
ウチの塾は,そういう意味では町のかかりつけ医のような役割もできますので,塾生や保護者の方は遠慮せずに何でも相談してください。
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