[2024年6月29日]
昨日の話の補足ですが,ちゃんと理解しておかないといけません。
受験生は合格最低点を越えれば合格です。
それは間違いないです。
ですが,合格最低点をピンポイントで目指していると,そこに到達できるかどうかが五分五分になります。
合格最低点が300点で,ちょうどそれぐらいの学力になったとします。
当日受験したらピッタリ300点になるでしょうか?
入試は特に,その日の「運」がありますから,うまくいけば320点,ダメな時は270点とかになりかねません。
さらに,わかっている合格最低点は昨年以前のものです。
それが上にずれるか下にずれるか,これも年によって変わります。
というわけで,昨年に同じレベルの人が受けて五分五分だった人を模試ではC判定としているのです。
確実に合格したい人はどうすればよいか。
昨年の合格最低点が300点だったら,350点ぐらい取れるように勉強しておけばよいのです。
すると,よほど調子悪く,運も悪くても310点ぐらい取れるでしょう。
そういう人はA判定が付きます。
同様に320点ぐらい取れそうな学力なら,悪くてもまあまあ300点を越えそうなのでB判定としましょうか。
そう考えると,A判定が必要なのでしょうか?
逆にCでも五分五分あるので,受けてみる価値はありそうです。
多くの模試ではD判定でも35%の可能性があるとされています。
特に,まだ夏や秋の時点での可能性など,ひっくり返ることがありますね。
さて,その可能性は模擬試験の結果を元に判定します。
模擬試験が志望校の求める学力をちゃんと測定できている可能性がそもそも高くないのです。
模試と実際の入試の相関係数が低いのに,それを使って出した可能性に一喜一憂するのがおかしな話なのです。
結論的に言うと,模試でC判定がつくと五分五分なのですから全く悪くありません。
むしろ「順調」です。
で,A判定がついても合格できる可能性80%になるかどうか五分五分なので,実際は65%ぐらいじゃないでしょうか。
E判定の人も35%ぐらい可能性あると思いますよ。
35%というと近藤選手の打率ぐらいあるのですから,ソフトバンクファンなら期待しかありませんね。
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