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尾崎塾
富田教室

[2024年8月4日]

審判の裁量

五輪の柔道は,いろいろと審判について考えさせられますね。
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われわれから見ると,どう考えてもおかしい判定が,向こうの人にとっては裁量の範囲内で気にならないのかも。

日本人はルール,基準を守るのが当たり前ですが,西洋人は自分たちの都合のよいように運用するのが当たり前なのでしょう。

こういうのって,学校現場でもあるのです。

試験の採点基準はもちろん先生が決めるのですが,それとは別の微妙な裁量というのがあります。

先日,とある生徒の数学のテストで方程式の「y」の文字をひらがなの「る」みたいに書いたので全部で17点も失うという事態が発生しました。

「y」って筆記体で速く書くと「る」みたいになるのですよ。
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これはよくある文字のくずれであって,ほかに見間違う文字がないのだから,数学的に合っているならそのまま得点を与えてよいハズです。

ところがこの学校の先生は全部バツにしました。

このバカな先生は教育的観点から,このような文字で今後の入試などで点数を引かれないように指導したつもりなのでしょうね。

しかし,それなら,最初に1〜2点だけ引いて,あとは口頭で気を付けないとダメだよと言えばいいのです。

ですが,実際にそういう先生がいるのですからどうしようもありません。

ちなみに,実際の入学試験で,このような減点をされることはありません。(←コレ重要)

ってなわけで,世の中には理不尽な判定がなされる場合があります。

そういうことを学ぶという意味では教育的であったかもしれません。



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