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尾崎塾
富田教室

[2024年10月12日]

情報系学部に気をつけろ

来年度に新設される情報系学部・学科が多すぎる。
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神戸大学にシステム情報学部150名

関西大学にビジネスデータサイエンス学部350名

これは朗報なのか???


関西大学なんかは,総合情報学部が高槻市にすでにちゃんとあるではないか。

意味わからんですね。

神戸大にしても,工学部に情報知能があったはず。


今は情報系のスキルがあれば,就職に困らない世の中ではあるが,かといって,それが10年20年と続くとは思えない。

学部・学科をつくるというのは,そんな流行を追いかけるという話ではないはずだ。

それで,先日書いたように,簡単なプログラミングなどは大学で教えてもらわなくてもできるのだ。

逆に言うと,プログラミングのスキルがあっても,あの岩石学の解析プログラムを作るには岩石学がわからないと話にならないし,空間把握力がない人には難しいシロモノだったりする。

神戸大や関西大が想定しているのが高度なプログラミングなのであれば,そんなにレベルの高い内容に何名がついていけるかな?

結局,パソコンさわれますという程度で卒業できるのなら,今までどおり理学部卒や工学部卒のパソコンが得意な学生を採用すれば足りるはずだ。

自分の教え子などでSEとかIT系に進んだ学生が5人いる。
(もっといるだろうが,消息知らないだけ)

そのうち2名はHALで,他の3名は農学部卒だ。

理学部でも農学部でも,あるいは文学部でも,「頭がいい」学生ならプログラミングなどすぐに覚えられる。

一方,たいへん申し訳ないが,追手門学院大や大工大,大産大の学生がいくらプログラミングを学んだところで,バグだらけで使えない可能性が高いだろう。

「就職がいいから」とか「入学しやすいから」という理由で安易に情報学部に入っても,高度なプログラミングスキルなど身につけることができないリスクは頭に入れておきたい。





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