[2024年11月30日]
大阪府の私立高校は,授業料無償化ということで大喜びです。
だって,たいした教育してなくても無料だからまあいいかと,生徒さんが来てくれるわけですから。
来年の入学金と授業料の一覧が公表されました。
あり得ないのが早稲田大阪ですね。
値打ちこいで,入学金が33万円ですって。
他の多くの学校は20万〜25万円なのに,早稲田はそれだけの値打ちがあるのでしょうか?
入学金と授業料を合わせた初年度納付金が100万円を超えるのは,この早稲田と関大と関西学院千里国際の3校だけなのです。
千里国際は特殊な教育をしていてお金がかかるのは理解できます。
関大と早稲田は大学にそれだけの値打ちがあるので,それぐらい払って当然と思っているのでしょうね。
さて,冒頭の無償化ですが,大阪府が補助するのは63万円までの授業料に対してなのです。
それを超える分は学校や保護者が負担するということになります。
早稲田は68万円の値打ちがあるの?
しかし,何度でも書きますが,この無償化政策,全くダメなのです。
私立でなく公立の学校に十分多くのお金をかけて充実させるのが税金の使い方でしょう。
いわばその辺の私企業にどうして公金を投入して生きながらえさせないといけないの?
ちゃんとした教育をして,授業料を60万でも70万でも取ればいいわけです。
それだけの価値のない教育なら,公立高校に行って良い教育を受けた方がいいのです。
普通にやってたら今の私立高校の半数はつぶれてなくなっててよいのに,税金で延命させる政策が高校無償化なのですよ。
最大の懸念事項が,私立高校間の競争がなくなることです。
より良い教育をめざして,それを売りにして生徒を集める競争をするから切磋琢磨して私立高校の教育がよくなっていきます。
そんなことしなくても,安いという理由で生徒がどんどん集まるのが高校無償化制度。
要するに,私立高校の教員の給料は,大阪府の税金で支払われることになります。
じゃあ,大阪府の公務員やん!
私立の良さをすべて消し去る私立高校無償化政策をよいと考える大阪府民,頭悪すぎです。
せめてこのブログ読者はそこのところを理解して,安易に安いからと私立高校に行かないようにしましょう。
ほんとにむしろ京都府や兵庫県の私立高校の方がまだ競争する意識を持っているので良い教育をやってくれますよ。
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