[2024年12月17日]
「受験は親が9割」などと書くと,
「ほら,やっぱり親がしっかり子の勉強を見てアドバイスしなきゃ」
と思ったりとか,
「〇〇高校,〇〇大学に行きなさい」
などと言ってしまったりしそうです。
実際は全く逆の話。
親が受験に関する話題を子にすればするほど,子の偏差値が下がっていくと思って間違いないです。
親がいらんこと言うたびに偏差値が1ずつ減っていき,すでに10以上減らしているご家庭が多いことでしょう。
特に気を付けて欲しいのは,母親が男の子に対していろいろ言うことです。
男の子は母親のそういう話を聞きたいと1ミリも思ってません。
勉強の話をすればするほど機嫌が悪くなります。
母親は子の健康面だけを心配していればよいのです。
次に多いのは,母親が娘に対して自己を投影してしまうこと。
娘さんはあなたではないのですから,本人の自由にさせてあげましょう。
あなたの実現できなかったことを代わりにやってもらおうとする母親が子を苦しめます。
父親は,愛情を持って黙っていたらよいです。
もしも受験でうまくいかなくても,それは子の人生なので,しっかり頑張れ!という態度がよろしいのです。
親がいらんことするのを防ぐ一番の方法は,ウチの塾に全部おまかせいただくことです。
ウチの塾は合格を売りにしていません。
だから,合格を気にしなくてよいのです。
いや,本人も塾も合格は目指します。
正確に言うと,合格してもおかしくない学力をつけて入試を受けるようにします。
ただ,受験には絶対がないので,不合格もあるのです。
不合格でも大丈夫。
ちゃんと勉強した実績とついた学力はウソではなく,勉強する姿勢や習慣がその後の人生に役立つので。
本人と塾が少しでも合格に近づけるように頑張るこの時期に,親御さんは最低でもいらんこと言ってブレーキだけかけないよう気をつけてください。
ほっとくと9割の親がいらんことしてしまうという話でした。
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