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尾崎塾
富田教室

[2025年4月29日]

sinとtanについての考察

今日は天気のよい休日ということで、高野山に自転車で登ってみました。

車に自転車を積んで行って、九度山からスタート。
大門まで約20kmの登坂です。
img1
まあまあしんどい(笑)

自転車に搭載したサイクルコンピュータにはスピード、走行距離、傾斜などが表示されるのですが、傾斜が5%を越えると足が重くなる。

平均すると20kmで800m登るので、800÷20000=0.04
つまり4%の斜度。

これはあくまで平均値だから、場所によっては8%を越える激坂もある。

こちらはずーっと4%程度の坂だと思って行ったので、実際の傾斜にぼやきながら登って行った。

その時、ふと斜度に関する疑問が湧いた。

4%って、普通に数学で言うところのtan(タンジェント)と思ってたけど、実際に登っている道路って斜面やな。
走行距離はその斜面に沿って20kmってことやな。
だったら800mを20kmで割るってことは、数学で言うところのsin
(サイン)やん!

ですが、実際のところ、この斜度4%というのは角度にすると2.3度にすぎません。
これは物理の計算でよく使う近似ですが、角度が小さいときには
sinθ≒tanθとしてよいのです。

なので、実際は斜面に沿って20kmでも水平距離でも変わらないということになる。

みたいなことを考えながら登っていったらアッというまに着いた。(←ウソ、3時間かかったわ)

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