[2025年6月15日]
高校生からの質問で,夏期講習と学校の講習が重なっている場合にどうするか。
おそらく99%の生徒&親御さんは学校に行くのがあたりまえで,学校のない時に塾に行くというイメージでしょう。
ところが,学校の夏期の講習よりも塾の講習の方がはるかに学力がつくとした場合,それでよいのかという話になります。
しかも,学校の場合,出席日数にカウントされると「皆勤賞」がもらえないとか?
皆勤賞でなくとも,「欠席」をひどく嫌う先生,保護者,そして生徒がいます。
そうなんですよ。
学校というのは,「出席」こそが正義であって,「欠席」こそが最も避けるべき悪なのです。
そういう文化?
文化なの?
さて,たとえば,7月の末に塾の講習と重なっている学校の講習があったとします。
それに行かなかったから「欠席」の日数が増えるのでしょうか?
これは,学校の先生に聞くと要領の得ない答しか返ってきません。
だって,ほんとうは出席すべき日数にカウントされていないから。
でも,なんとなく欠席にカウントされるような雰囲気で休まない方がいいと言ってきますよ。
ハッキリ言って,ウソついてまで,生徒を学校に来させたい?
いや,べつに,学校の講習がすごく学力アップに役立つのなら,それでいいのです。
ってか,そんなに頑張って生徒に来させなくとも,よい内容なら休むハズないのです。
ところが,多くの場合,塾の内容より質が劣っているから問題なのです。
正直,多くの学校の夏期講習はウチ塾の濃密な大量演習より優れていると言えません。
ですから,生徒に聞かれると,「学力のつく方を選んだらよい」という回答になります。
実際,学校の講習を全部欠席して塾の講習を取る塾生が過去にはたくさんいます。
べつに,学校にケンカ売ってるのではないですよ。
むしろ,これは学校へのエールです。
塾に負けないくらい,ちゃんと生徒の役に立つ講習をやってあげてください。
学校がちゃんとやってくれたら,本来は塾などなくてよいのです。
学校がんばれ!
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