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尾崎塾
富田教室

[2025年6月19日]

少人数クラスがよいわけでない理由

まるで真夏の天気図です。
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太平洋高気圧が日本を覆っています。

天気も雨が降らないので,梅雨明けましたか?
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ですが,例年,梅雨に入っていても「中休み」というのがあって,今回はその中休みが長いという話。

7月の上旬にはまた梅雨らしい天気で,豪雨災害にも注意しましょう。


昨日の話の補足をしておきますと,

35人学級にすると学級崩壊?

どうしても40人より35人とかそれ以下の方が「目がいきとどく」と考えがちですね。

それは,その一人の先生が持つクラスのことしか考えないからそう思うのです。

A先生とB先生がいたとします。

A先生は40人クラスでもちゃんと全生徒に目配りができています。

一方,B先生は特に目につく5人に1人ぐらいを気にかけているだけです。

そのB先生が40人のクラスをもつと,8名程度は目をつけられていて,他の32名は何か問題を起こすまでほったらかし。

35人クラスになったときに,A先生だと35名がしっかり把握されています。

B先生がもつと,7名程度が問題起こさないように気にかけられていて,他の28名はほったらかし。

ほったらかされる生徒が減って良かったの?

A先生とB先生が40名見ていたのが35名ずつになれば,減った10名は誰が見るの?

この話で定数減による生徒は,結局のところ新しく雇われる先生が補填することになるのです。

それが17000名も雇われるという恐ろしさ。

おそらくその補填する先生って,B先生よりも指導力がないのです。

クラスでどの生徒をマークすればよいかさえわからず,問題が起こりまくります。

そういう政策が実施されようとしているのです。


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