[2025年7月11日]
武術はやらないのですが,(痛いの嫌い)
武術系のユーチューブはよく見ています。
その中で,武術家どうしの対談動画があって,おもしろいと思いました。
ここで言う武術は柔道とか空手とは違う,ホンモノの武術なのです。
柔道や空手がニセモノ?
というわけではないのですが,本来の武術という意味で柔道や空手は異質のものです。
つまり,「ルール」がある柔道や空手の試合と違って,本来の武術は反則技などなく,とにかく相手をやっつけないといけない話。
具体的には目つぶしなどは反則ではなく,当然相手も自分もねらっているわけです。
さらに言うと,石を投げてもいいし,相手がナイフを持っているかもしれない中でどのように対応するかまで考えているのが本来の武術です。
それで,何がおもしろかったかというと,お二人の運営している道場の雰囲気がすばらしいということ。
柔道や空手や,ボクシングでもいいのですが,集まる生徒はみんな「試合で勝ちたい」のです。
そのモチベーションがあるので頑張るわけですが,本来の武術で「試合」はありません。
あったらそれは戦場ですから,今の日本では考えられないわけです。
なのに,試合で勝つというモチベーションがないにもかかわらず,武術家の道場は緊張感を保ち,生徒も意欲的にやっているのがおもしろいのです。
単に「極めたい」という意識が高いのですね。
それで,ウチの塾もそういう道場と似たところがあるのではないかと思い,少し勇気をいただいたという次第。
普通の塾は「試験に合格」というモチベーションでやっているわけです。
実際に生徒(もしかして親御さん?)は合格したいと思って塾に来ているかもしれませんが,塾の方針としては合格を目的にはしていません。
学力向上とその鍛錬を日々行っているという意識しかありません。
入学試験が「学力」をちゃんと測定してくれるのであれば,結果的に学力のついた生徒は合格する可能性が高くなります。
ただ,それだけの話です。
これがむしろウチの塾の空気感を生んでいる原動力だと,みなさん気づいているのかなあ?
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