[2025年9月24日]
ウチの塾では10年前から電子黒板で授業をしています。
学校の教科書や長文のテキストを大画面に映して非常に効率よく授業ができます。
学校でも導入してあげたらいいのですが,まだまだ学校現場では紙の教科書と先生の板書で授業が行われます。
やっと2030年度からデジタル教科書が文科省検定で使用可能となります。
それで,東京学芸大附属小学校で,試作品の授業をしているという記事が出ています。
「すごく授業がしやすくて,授業準備の時間も短縮できた」
と,先生はおっしゃっておられます。
ホンマか?
いや,その先生にとっては非常によいツールなので,その言葉にウソは全くないでしょう。
ですが,一般の多くの学校の先生にとっては,デジタル教科書は「新しいツール」なのです。
新しいことをはじめるには,勉強しなくてはいけません。
「でもしか先生」ではなくとも,普通の先生はそんなにやる気満々ではないのです。
どちらかというと保守的で,今までどおりの紙の教科書と板書で授業をしたい人が多いと思います。
特に年配の先生は,定年までは今までどおりのルーティーンで終えたいというのが本音でしょう。
それで,若い先生に期待するのですが,残念ながら教員という職業の人気が低迷しています。
すると,それほど優秀でなくても先生になれるので,若い先生にデジタル教科書を主体的に有効に使用する能力が備わっていない可能性が高くなっています。
学校現場で,デジタル教科書が大活躍する日は数十年間は来ないのでは?
さらに,電子黒板という高額な機器の導入が進むのかどうかも未知数です。
デジタル教科書や問題集といったソフトが充実しても,ハード面や人材面でブレーキがかかる心配があるのです。
学校がウチの塾に追いついてくれるのは10年後?厳しいかなぁ・・・
ウチの塾も年々進化してますから・・・
(進化の最終形態=廃業してるかも?)
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