[2010年9月28日]
日本航空が、今後の希望退職者が一定数に達しなければ、「整理解雇」を検討している。更生計画案では、今年度中に約1万6000人を削減する予定だが、これまでの希望退職者は、予定数を大幅に下回っており、整理解雇の検討が必要とのこと。
当事者はたいへんだろうけど,これは皆が他山の石としなければいけない。
バブルがはじけた後,山一證券が廃業した。
この時,こんな大きな会社でもダメになることがあると皆知ったはず。
大きな会社ということに安心し,胡坐をかいていたら,何かあったときにどうしようもない。
「社員は悪くありましぇーん」というセリフは印象的だったが,その後の社員たちは今どうしているのだろう。
実力のある社員は他の会社に移ったり,自分でコンサル経営するなどできただろう。そうでない人は相当就職に苦労したはずだ。
日航の社員も,今クビになったらどうするのだろう。
証券,金融のような会社でバリバリやってたらまあいろいろな方面に転身できるかもしれない。航空会社ってつぶしがきくのだろうか?
いずれにしても,再就職のときに必要なのはその人の能力の高さである。能力が低い人は雇ってもらえない。あたりまえだ。
しかし,能力が高くても学歴がなければ書類審査で落される場合もあるかもしれない。やはり学歴はあった方がよいと思う。
今の世の中,学歴がなくても能力があれば生きていける。しかし,中学高校としっかりと真面目に学業に勤しめば,ある程度の学歴がついてくる。東大や京大は特別に努力が必要であるが,そこそこの大学に入るくらいの努力や辛抱,真面目さはたかが知れている。
だから,大学へ進学しないのはもちろん,3流大学を卒業しても,それが逆に真面目に勉強したことがないという証明になってしまったりする。負の学歴というやつだ。
今,就職がなくて困っている人のほとんどはこう思っているはず(そう思っていてほしい)。もっと中学高校で勉強しておけばよかった。
そういう後悔をしないためにも今しっかりと勉強してそれなりの大学への進学をめざしておくべきなのだ。
逆に,中学高校で遊びほうけている者が将来困ったことになっても,そいつらは自業自得なのだから援助してやらなくてよい。
大卒者の就職しそこないを国が援助するような不穏な動き。
卒後3年は新卒扱いにするように圧力をかける?
アホなことはやめてもらいたい。
就職できずに困っている人は困らせておけばよい。
逆にそれをもっと報道して,こうならないように勉強しなさいと中高生や現大学生に知らしめるべきだろう。
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