[2025年12月9日]
東北で大きな地震がありました。
震度6強というと、相当な揺れです。
ですが、けが人はいるものの、死者がゼロってすごいことです。
他の国だと5000人ぐらい亡くなってもおかしくない。
あらためて日本というのは地震に対してそれなりに対策できている安全な国だと実感します。
ここで地学のお勉強を思い出してください。
中学校で「震度」は揺れの強さで、「マグニチュード(M)」は地震の規模を表すのだと教えられたと思います。
「震度6とかM6とか、ややこしいので区別しましょう。違いが試験に出ますよ!」
それ自体、間違ってはいませんが、根本的なところが教えられていません。
全国のブログ読者で今から書くことを広めてほしいのです。
それは、震度とマグニチュード(M)は「違い」を教えるのでなく「関連」を教えるべきだという点。
実は、そもそも震度とマグニチュードは数字が似るように設定されているのです。
つまり、M7クラスの地震だと、震度7の揺れになっておかしくない。
M6だと震度6をイメージしましょう。
M4だと震度4ぐらいだなあと想像しましょう。
それでだいたい合うようにしてあるのです。
もちろん、通常は震源から遠ざかると揺れが小さくなるので、直下型の震源付近ではM7の地震で震度7を覚悟しないといけないということです。
今回も海域が震源でM7クラスでしたから、陸では震度6強でそのイメージに合います。
「なんだか似通った数字でややこしいなあ」と思っていた人は、学校のテストで違いを区別することだけ教えられたからでしょう。
そもそも、似通った数値で感覚的に地震の揺れと規模を同化できるのがメリットだったのです。
あまり世間で知られていないことですので、ぜひ広めてくださいね。
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