[2025年12月19日]
今日,上空を見上げると,
環天頂アークが見られました!
太陽光が巻雲の氷で屈折して見られる虹のようなものですが,虹ではありません。
虹は太陽を背にして見えますが,環天頂アークは太陽の方を向いてその上方ほぼ天頂近くに見えるのです。
普通の人はこれを見つけることができません。
そんなに,真上の空を見上げたりしませんから。
ところが気象に興味のある我々はこれを見つけることができます。
理由はカンタンで,「この天気の様子だと見えるんじゃないかな?」と思って見上げると,「やっぱりあった!」となるからです。
こういうときは,太陽の横に幻日も出ていることが多く,今日もやはり出ていました。
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こういう大気の現象を我々はほぼ見逃さないのですが,普通の人は気づかずに何を急いでいるのか,地面の方を見て歩いているのです。
これ,生徒の様子についても同じことが言えるのです。
昨日の話,ウチの塾では生徒に演習をさせています。
自習のように見えますが,根本的に違うのは,私が見ているということなのです。
見ている人の目が節穴だと何も見えませんが,こちらは意図を持って教材をやらせており,何が起こりそうか予想しながら見ています。
「この生徒の様子だと,こういう間違え方するんじゃないかな?」
と思って見ているので,「やっぱり!」となるのです。
そういった積み重ねが日々行われるので,常に的確なアドバイスができるという仕組みになっているのです。
これ,学校の教員時代に痛感しましたが,ほんとうに節穴なのかと思う何も見えていない先生がほとんどなのです。
生徒に興味がないのでしょうかねぇ・・・
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