[2026年8月22日]
私立高校の学校パンフには,たいていは授業カリキュラムが載っています。
本来はカリキュラムを提示すべきだと思うのですが,「時間割」を掲載しているパンフもあります。
月から土の時間割が載っていた方が,生徒保護者はイメージしやすいかもしれません。
単に6限の日や7限の日があるなーと見るだけの人が多いでしょうけどね。
しかし,カリキュラムは学校教育の根幹部分ですから,しっかりとチェックしないといけません。
本来は「時間割」ではなく「カリキュラム」が掲載されないといけないのです。
実際のところ,科目の正式名称がちゃんと書いてあるのがカリキュラム表です。
正式名称が「歴史総合」や「公共」なのに「地歴・公民」とか書いてあるのが時間割。
数学?とか数学Aとかが正式名称ですが,時間割は単に「数学」となっていたり。
以前に必修科目なのにそれをやらずに未履修となった事案が全国で見つかりました。
今はちゃんとやってる学校が多いと思いますが,今も必修科目をやったことにして,実はやってない場合があるかもしれません。
そういう学校は,ちゃんとしたカリキュラムをパンフにのせた場合,実際の時間割と違うことがバレる可能性があるので時間割だけ掲載するかもしれません。
手の込んだ学校だと,パンフのカリキュラムと実際のカリキュラムが違っていることがあります。
生徒や保護者はそこまで確認しませんから。
そして,教育委員会もそこまでチェックしなかったりします。
具体的に指摘すると,たとえば理科だと1年次に化学基礎をやるカリキュラムだったりします。
ところが,進学を意識している学校だと,化学基礎を夏すぎたころに終えて,後半は理系が学ぶ専門化学をやりはじめたりするのです。
化学基礎は2単位の授業を受けないといけません。
ところが1年の半分程度だと実質1単位しかやっていないことになるので,厳密に言うと未履修になると思います。
それで,1年生の評定が,その難しい専門化学の試験も含めて算出されるので,理系に進まない生徒は本来得られるはずの評定をもらえな
い可能性が出てきます。
化学基礎なら理解できて5が取れたはず。
実際は難しい化学の試験をやらねばならず,評定3になったりしているかもしれません。
そういったことが日常的に起こるのです。
最近の追手門学院高校がオモシロイことしています。
特選SSなのに,土曜は休みです。
週の単位が32しかありません。
それで進学実績がアップしているのです。
これ,ウチの塾でいつも指摘していたので学習したのかもしれませんね。
関西大倉の進学実績がよいのは,単位数が少ないからなのです。
学校での拘束時間が少ないので,各自で塾や予備校に行って学力を伸ばせるわけです。
追手門学院は,学校で拘束して,学力を伸ばすどころか低下させているのではないかという体たらくでした。
それが,最近は単位数を減らしたので,生徒は塾や予備校へ通えるようになったのでは?
全く逆の方向で頑張っているのが大阪桐蔭です。
ここは土曜も6限あって,週に40単位です。
今は無償化という意味不明の時代なのですが,私立高校に払う授業料って,その単位を買っているわけです。
同じ授業料で30とか32単位よりも40単位の方がお得ですね。
しかも,ちゃんと学力をアップさせてくれる40単位ならすばらしい。
学力が上がる授業ができない学校は30〜32単位だけ売って,あとは塾や予備校に余分のお金を払えってこと?
そういった学校の実力・姿勢がパンフの単位数から想像できたりします。
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