[2026年9月1日]
今日は英文法の特別講座全20回の最終回でした。
ひととおり,中学〜高校で学ぶ英文法をまとめることができました。
それで,最後に英語で書かれた地学の論文をプレゼントしました。
お伝えしたのは,英語はもちろん,今やっている勉強が将来とても役に立つ可能性があるということ。
私がその論文の図を描くまで,化学や数学の知識がここで役立つなど考えたことがありませんでした。
ある日,共同執筆者の大学の先生に「こんな図描けない?」と聞かれました。
つまり,岩石の化学組成を3Dの図にプロットして俯瞰するプログラミングをできるかどうかという問いだったわけです。
直感的に「できると思います」と答えました。
岩石の化学組成を求めるのに,線形代数で出てくる逆行列を使えばよいこと。
プロットした図を回転させるのも行列式で可能なこと。
そして,そのプログラミングは座標をうまく取ればできそうなことがすぐにわかりました。
それまで,バラバラだった知識やスキルが,その論文の図を描くプロジェクトで集結して役に立ったのです。
「いろいろ勉強しておいてよかったぁ〜」と実感しました。
これ,化学の専門家にやれと言ってもできません。
化学組成はわかるでしょうけど。
数学の専門家にやらせても,岩石学の知識がないと何やっていいかわからないので無理なのです。
そして,プログラミングですが,情報工学の先生にこのプログラミングをしろと言っても,岩石学がわからないのでやりようがありません。
今日受講した塾生には完成した論文のコピーをお渡ししました。
この英文を,学校の英語の先生は訳せますか?
無理ですね。
専門用語だらけだし,科学的な内容が日本語で書いてあっても理解不能なはずです。
英語の先生は英語が役に立った経験をお持ちでしょうか?
海外旅行で意思疎通ができて役に立ったの?
それは社会的に役に立っていますか?
数学の先生,生徒に「数学は何の役に立つのですか?」と聞かれて答えられてますか?
少なくともその数学の先生自身が役立てた経験ないのでは?
情報の先生は役に立つプログラミングを世に出したことがありますか?
普通に役に立つプログラムならエクセルの関数とマクロで十分でしょうね。
今の中学生・高校生には,世の役に立つ人になって欲しい。
それには,何でも興味を持って,できることを増やしておくべきなのです。
そして,何か課題に出会ったときに,それらを組み合わせて役に立つ仕事をしてもらいたい。
すべてはその日のための準備期間なのだということです。
高校入試や大学入試はあくまでその通過点です。
いろいろな能力を高め,その能力を最大限に発揮する日をイメージして日々過ごしてくださいね。
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