[2026年9月29日]
よく私立の学校や進学塾のエリートコースで「受験は団体戦」と言う指導者がいます。
どういう意味でしょうか?
これ,実は2つあって,ちゃんと良い方向に行く場合と,お題目に終わる場合があるでしょう。
良い方向に行く場合は,昨日のスポーツの団体戦のように一丸となって戦うことで,個々に戦うとき以上の力を得られる場合です。
人間,弱いもので,一人で頑張るより仲間と一緒にやる方が精神的に落ち着いて集中できることがあります。
特に日本人は周囲がやってるから自分もやるという主体性のない人が多く,つられて=自然にやる効果はちょっとあるかもしれません。
指導者に着いていくという感覚も大切で,みんなが信頼しているからきっと信頼できるだろうという信用の仕方でも,信じる者は救われたりするかも。
一方の,ただ言ってるだけのお題目団体戦はどうでしょう?
教育の現場は,全員に同じことを課すのが「やりやすい」のです。
だから,全員同じ方向を向いて,同じ指導者の言うことを聞くのがよいのですよーという「洗脳」が成功すれば,とてもやりやすい。
あまり指導力のないリーダーの場合,そのようにしないとクラスが崩壊して,授業が成立しないかもしれません。
ちょうど昨日,私立志望の生徒が共通テストを受けるように学校では言われると相談に来ました。
そりゃ学校としてはクラスの全員が共通テストを受けてくれたら,授業を共通テスト仕様にして展開できます。
受けない人が増えると共通テストに特化した授業はできないし,私大に特化した授業もできません。
いろいろめんどくさい。
全員に同じことをさせる目的で団体戦という言葉を使うのは,本末転倒なのです。
団体戦では個々がその能力を生かして,得意な分野で貢献することが必要です。
全員が同じ楽器だとオーケストラにならない?
全員が投手の野球チームは強いの?
フォワードが11人のサッカーチームは勝てるのか?
全員が大谷翔平とかメッシだと,それなりに強いでしょうけど,それも不可能な話。
個々の能力を最大限に伸ばしたバラバラの特性を持つ人の集団が同じ目標に向かって戦うと強いというのが団体戦の強みです。
それをちゃんとやれる指導者は少ないので,「受験は団体戦」とさかんに言ってる指導者はバラバラな個々をまとめる能力がないかもしれない。
えっ?ウチの塾は?
もちろん,わかる人にはわかると思いますが,本当の意味での団体戦をやっていますよ。
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