[2010年10月10日]
10月10日といえば,そう「体育の日」
エッ?体育の日は明日???
明日は今日が日曜日だから振替休日なのでは?
などと,今でも違和感がある。
そもそも10月10日に東京オリンピックが開会した日ということなのだから,日を違えてはダメでしょう。
各地で運動会の季節でもある。
学校の運動会で競争させない,順位をつけないという指導が行われているという。さすがに手をつないでみんなでゴールみたいなことはあまり見ないが・・・
勉強も席次を貼り出したりしないようになっている。
いじめの原因になるとか。
一方で,やはり競争原理によってこどもが伸びる機会を逃しているという面がある。
結局,大学入試や入社試験,さらには企業に入っても社内の競争とライバル会社との競争である。世の中競争に勝てなければ生きて行けない。少しでも競争に勝つ確率を高める能力が「生きる力」なのだ。
学校の先生はほとんどが競争から無縁だ。実は今や教育大は国立大の中でも学力が低くても入れるのだ。つまり,あまり競争しなくても大学に入れる。教員免許は競争しなくても取れる。
教員採用試験は,公立の場合は狭き門だ。だからここで競争がある。しかし,大分県の例のように,実は競争でない場合もあるのでこわい。
いざ教員になってしまえば,1年目の教師も30年目のベテランも同列だ。競争もしない。適当にやってれば給料が自動的に入ってくる仕組みだ。教務の工夫を一切しなくても給料はもらえる。
そんな教員たちが生徒に競争させて,それが原因で保護者から文句を言われるよりも,競争を避けて保護者の意見をかわして生きていこうとするのだ。
つまり,「事なかれ主義」が学校の職員室では「生きる力」なのだ。
本当にこどもたちに生きる力をつけるには,全くふさわしくない人たちが学校の教員に多数なっている点を世間の保護者はしっかりと認識すべきなのだ。
こういうことは,世間が認知しない限り何も解決しない。
世間が認知するとマスコミが話題にする。選挙の公約にもなっていく。政治が動く。世の中の仕組みが変わる。ということになっていくしかない。
現状では学校のダメなところを塾や他の機関・団体が補完するしかないのだ。
体育の日。
かけっこで1番になった子を褒めてあげましょう。
これは何のためかというと,2番3番・・・ビリの子を伸ばすためなのです。
1番になって褒められようと頑張るようになるのです。
ただし,1番になった子は褒められてそれでおしまい。
もっと上のレベルの子と競わせないと慢心して伸びが止まってしまう。
さらに上には上がいることを教えてあげるのもまた教師の仕事だ。
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