[2010年10月18日]
国連生物多様性条約第10回締約国会議
これをCOP10という。
名古屋国際会議場で11日からやっている。
生物の多様性を保全するということで,世間の人はかわいそうな絶滅危惧種とかを守るイメージがあるかもしれない。
報道も「多様性の保全」=「善」であり,1種類でも生物が絶滅することが悪であるかのような表層的なとらえ方しかしていないようだ。
そんな話ではない。
要するに,人間にとって都合のよい生態系を維持しながら,先進国がいかに効率よく途上国の生物資源を搾取するかというような会議だ。
これは一種の戦争である。かんたんに決着はつかないだろう。
その戦場が今,日本の名古屋なのだ。
こういうのは,何も決めないのが最善策だったりする。
一旦決めてしまうと,それが足かせとなる。
よく考えてうまく着地点をみつけないといけない。
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