[2010年10月30日]
毎日新聞によると,大学のレポートや論文にインターネットで見つけた文章を勝手にコピーして貼り付け(ペースト),通称コピペをする学生が多いという。大学もコピペ検索ツールを開発して対策に乗り出しているようだ。
しかし,記事を読むと絶望的な状況のようだ。レベルの低い大学(名前を出すのはひかえておく)が対策に乗り出したのだが,これはやればやるほど自分の首を絞めることになる。
すなわち,学生の能力が低いからコピペするのだから,コピペを禁止したら論文は提出できない。すると単位を出せない。
本気で対策すると留年者が続出することになる。
おのずと大学がレポートや論文を課さなくなる。
それでなくても低レベルの授業しかしていないのに,さらにレベルが低下する。
それでも卒業できるようになっていく。
どんどん役に立たない大学卒業生が増殖していくのだ。
一方,ハイレベルの大学でも中には楽をして卒業しようとする者が混ざっている。そのため,東大をはじめ,名のある大学はコピペが発覚した場合,停学や退学処分の対象になるという。
低レベル大学がこれをすると,学生がいなくなる。
どうしようもない状況だ。
この日本に700以上の大学があるが,半分くらい必要ないのでは?
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