[2010年11月5日]
公立中学校ではちょうど実力テストの時期だ。
大阪では,この時期にどの中学でも実力テストを行う。
何のためか?
それは私学との教育相談に使うためだ。
私学「この生徒は実力テストは何点ですか?」
中学「280点です。」
私学「平均点は?」
中学「250点です。」
私学「じゃあ,平均より30点上回っているので受験していただいて結構ですよ。」
てな具合。
だから,実力テストの点数が低いと,受験できる私学のランクが下がってしまう。
それっておかしくない?まだ受験まで3か月あるのに。
今までクラブやっててこれから実力がグングン上がる生徒もいるはずなのに。
しかし,大阪の私学はたいていこの時点での実力テストで受験の可否を示すところが多いのだ。
公立高校の受験は内申と当日試験の点数の合計で決まる。
なので,当日までに4割から6割は点数が決まっている。
極端な話,当日満点を取っても合格できない場合がある。
私学は中学の先生に無理と言われても強引に受験して,当日試験が満点なら合格するのだから,この時期の実力試験で点数が取れなくても,今から3か月頑張れば合格できたりするのだ。
中学では先生が絶対的な主導権をにぎって進路指導をする。
でも,遠慮していてはいけない。自分の行きたい高校があるのなら,そこへ合格できる可能性を一緒に模索してもらうようにすればよい。ただし,今からの努力が前提なので,さぼっていては絶対に合格できないのでそのつもりで。
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