[2010年11月15日]
昨日,教え子の個展に行ってきた。
プロのカメラマンをやっているのだが,独立して10周年ということで,初の個展を開いたのだ。
まあ,こんな写真よく撮れるなあといった作品が所狭しと並んでいる。(いや,実際に狭いギャラリーでした)
そいつに写真部に入るように勧めたのが私だった。
だから,彼は私がいなければこのような才能も開花せず,平凡な人生を送っていたかもしれない。
そいつは大阪芸大に入ったものの,途中で辞めてプロになった。
芸術の世界で学歴は意味がない。
自分の師匠を勝手に決めて,その人に師事したようだ。
彼の生き方は本質的で好きだ。
私の教え子では他にもプロゴルファーをめざして,大学に合格しているのに行かなかった者,学力が高いのに音楽の道へ進んだ者もいた。ヨシモトの芸人学校もいたな。そいつらは皆すばらしい。
それで飯が食っていけるかどうかわからないが,チャレンジしてみないことには本当にわからない。やってダメなら納得の人生だ。
自分の人生を自分で決める。これは非常に幸せなことだ。昨日も書いたが,日本ではたとえそれで失敗しても命を取られるようなことはない。幸せな国なのだ。
これといって,今やりたいことがない者は勉強して大学へ行くのがよい。勉強することで頭が良くなるし,人間の幅が広がると思う。
勉強するにしても,なんとなく大学へ行くというのと目的意識を持って行くのでは得るものが違ってくる。どんな分野でもいいので,その道のプロと呼ばれるように学問も究めるつもりで大学に行ってもらいたい。要は,自分の能力を高めて高めて,それを世に還元していくのが充実した人生につながるのだ。
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