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尾崎塾
富田教室

[2010年12月14日]

おいしければ法を犯していいのか

大阪市道を不法占拠している大阪・ミナミの有名たこ焼き店「大たこ」。

大阪市の職員が「大たこ」に対し,傘で雨水をぶっかけたりするいやがらせをして,その職員は威力業務妨害で逮捕された。

「ここが日本一悪いことしている店か」などと言ってたらしい。

日本一かどうかはわからないが,相当悪いことは確かだ。

何十年も市の土地を無断で使っている。

泥棒と同じだ。

今回の市の職員逮捕の前に,「大たこ」の経営者を逮捕すべきだと思う。



一連の報道について,気に入らない点がある。

報道の姿勢だ。

今回の職員はどうでも良い。逮捕されて懲戒免職になって責任をとっておしまい。

テレビでもコメンテーターの歯切れが悪い。

一般庶民が「大たこ」のたこ焼きがおいしいと言っている。
なので,「大たこ」が悪いようにコメントしたり報道すると,そのメディアの印象が悪くなる。
視聴率などが下がる。
おいしくない。

国や府や市の行政に対していろいろとあら捜しをする。
行政をたたく。
一般庶民から好感を持たれる。
視聴率などが上がる。
おいしい。

たこ焼きがおいしいのでなく,視聴率などの評判がおいしいのだ。

だから,市の土地を不法に占拠している本当に「極悪」の店舗を誰も悪く言わない。

それっておかしいでしょう。

正義感の強いマスコミなら,そんな「大たこ」の肩をもつような報道はせず,府民に不買運動を呼びかけるくらいしてもいいくらいだ。

おいしいから法を犯してズルいことしていいわけない。

みんなそう思わないのだろうか?


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