[2011年1月19日]
同じ高槻市立の中学でも定期考査の時期がかなり異なる。
中3は受験もあるので少し早く,来週に行われることが多い。
一方,中1と中2は2月下旬か3月の頭に行われる。
と,思っていたら,1年生2年生も3年生といっしょに来週に定期考査を行う学校があるらしい。
これって,学年ごとに動きが異なると「めんどくさい」からそうしているのでは?
高槻市は前期後期制度なので,定期考査の扱いが難しい。
定期考査の間が長くなりすぎるので,その間に中間の中間考査みたいなことをする学校もある。前期後期にしているくせに従来どおり夏休みと冬休みがあったりする。一時の流行で前期後期制にしただけで,中身をよく吟味せずに見切り発車したのだから,こんなことになるのは明らかであった。数年前,その導入の時に,市民によく知らされもせずに導入が行われた。当時,近くの校長にかなり意見をした。そのことに気づいた心ある市会議員とも連絡を取って,市にも問い合わせ(というより非難だが)したが,もう決まったことであるかのように対応された。結局1市民としては何もできなかった。
どんな制度にしても,現場の教員の資質というか意識を高めないとダメだ。
本当にめんどくさいから試験の日程を都合よく配置しているのだと思う。生徒の立場から学校の行事日程は組み立てられるべきなのに。これを読んだ学校の先生方で,「そんなことはない!」と反論できる人はぜひ連絡を下さい。
同じ市で定期考査の時期がずれると,クラブ活動の試合の調整などに支障があるだろう。塾の学習進度にだって影響がある。学校で勉強を十分に指導できない分を世の塾が補完している面は確実にある。本当に生徒の立場で物事を考えてもらいたいものだ。ウチの塾は完全に個別に対応しているから,その生徒だけは定期考査前の学習内容にできるが,多くの塾はそんなに融通できないだろうから,標準的な中学校の進度にあわせてやるしかない。
他の中学校の定期考査の日程を一通り調べようと,各学校のホームページを見てみた。
「何やコレ???」
2009年から更新されてない?
5月以降から行事予定ない?
今時,ホームページで学校の情報を発信するのは当たり前以前の基本だろう。それができていない学校が多い。というより,ちゃんとできている学校が少ない。
これは高槻市だけに限ったことではない。茨木市もそうだし,他のところもそうだろう。
日本全国,少なくとも公立中学高校のホームページは府や県がしっかりと指導して最低限の情報発信をするようにすべきだ。税金はそういうところに使うものだろう。行政は教育がサービス業だという認識を持たないといけない。医療現場ではインフォームドコンセントがすすんできているし,情報は公開されていく方向。学校も今どういう状況になっているか,しっかりと保護者にわかるように発信する義務があるのだ。
およそサービス業とはかけ離れているのが学校の現状。
そんな意識でいつまでも給料がもらえると思っていてはいけない。
先日,日航のリストラに続くのはマスコミやTV業界と書いた。
次は学校だ。もっとサービスの行き届いた教育媒体が出現して,公教育からみんなそちらに流れていくだろう。それまでの期間はそんなに長くない。
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