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尾崎塾
富田教室

[2011年2月11日]

制限時間を守るのは大切なことだと思う

島根県の小学校の1年生担任の男性教諭のニュース。給食を食べるのが遅い児童に、おかずなどを皿からランチョンマットの上に移して食べさせていた。食器を片づける時間だったのでそうしたようだ。

それは不衛生だからダメということ?それならわかる。
しかし,少々不衛生でも,まだ食べさせてもらってるだけマシだろうとも思う。おそらくその児童は,自分のせいで食器片付けの人を待たせていることに気づいていなかったのだ。それを言っても聞かなかったので先生は強行策に出たのだろう。

ある程度の速さで皆に合わせて食べるというのは必要なことだから,いくらでも遅く食べてもいいという風潮になってもいけないと思う。何事にも時間制限というのがあるのだ。バイキングの食べ放題でも時間制限があるじゃないか。(って話が似ているようで違うか?)
食器片付けの係りの人がその遅い児童のためだけに待っているのは気の毒だ。その児童には申し訳ないという気持ちを持たせなければならない。その観点で食器だけ先に片付けるという指導は私でもやると思う。私が親なら,そういう心の指導をして下さる先生に感謝すると思う。

病気だとか事情があって食べるのが遅いのは考慮してあげたらいい。

この男性教諭は今まできっちりと指導されてきたのだと思うが,昨今はそれができなくなってきているようで気の毒である。

このブログで公立学校の教師の指導力のなさを書くことが多いが,それもこれも学校の教師に絶対的な権力がなくなってきていることが大きい。先生の言うことをきかなくても良い風潮があるのだ。
昔は先生の言うことを聞かなかったり悪いことをしたら体罰をくらった。なので,みんな先生の言うことを聞いた。だから学力もついたし規律も乱れなかった。今は何かするとすぐに報道されて謝罪させられる。腰がひけるのも無理はない。

食べるスピードが遅いのは社会に出て困る場合がある。
食事時間がないということは忙しい人ならよくあることだろう。
食事時間5分しかなくても食べられるならラッキーだ。
日本は豊かな国なので,食べ物が手に入らないということはない。
しかし,時間がなくて食べられないことがあるのだ。

サッカーなど時間制限のあるスポーツも多い。
残り時間を考えたプレーが必要だ。

試験もそうだ。
いくらでも時間をかけていいという試験はめったにないだろう。
制限時間内に結果を出さなければいけない。

常に制限時間を意識して生活していく能力はこの世の中で必要なのだ。

そのランチョンマットの給食を食べさせられた児童諸君が他人の時間を浪費していることに気づき,人並みのスピードで食べられるようになることを願う。









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