[2011年2月21日]
昨日は学年末考査前の学習会。
午後1時集合6時解散。
5時間やるのだが,休憩時間は設定していない。
今日は中3の受験勉強生もいて総勢10名だったが,2人が1回だけトイレに行っただけ。一切休憩はなく5時間連続の勉強。
彼,彼女らの姿を見ていると,こんなに長時間集中して勉強できるなんてすごいと思う。
おそらくウチの塾以外で5時間連続休憩なしの演習をするなんてあり得ないだろう。
学校もそうだし,駿台でも50分の授業で10分休憩する。
つまり5時間といっても4時間くらいしか勉強していない。
しかも,授業のはじめと終わりはタイムロスが発生しやすい。
なので,実質は4時間に満たないだろう。
すっごく厳しくて,竹刀を持った怖い塾長が睨んでいるから仕方なく5時間やっているというイメージを持った方は全くの大外れ。
なぜか自然に集中して黙々とやってるので,こっちはいつもニヤケてくるくらいだ。
勉強の中身は講義形式ではなくどんどん自分のペースで演習するだけ。
試験前なので,能率優先で電卓を使わせた生徒もいる。スピード感は大切。テンポよく次々に自分に最適な教材が与えられていくので,集中も切れないし気が付けば5時間はあっという間に過ぎる。
たいていの親御さんは,自分の子供が5時間連続で一切休憩もせずに勉強をし続けるなんて想像もできないはずだ。
家庭にはゲームも漫画もTVも冷蔵庫もあるから5時間連続でそれらの誘惑と戦い続け,たいていのこどもは敗れ去る。
学校でそんなことはできっこない。
だいたい教師が5時間連続で働くはずないし。
他の塾も,まあ,知らないが・・・・できっこないな。
どうも学校の教師もそうだし,世の親御さん自身がこどもの能力の限界を勝手に決めてしまっている気がする。
しかし,「できっこない」場所ばかりで,「できる」環境がなかったので「できない」と思い込んでただけ。
みんな長時間休まずに勉強できる能力を「持っている」のだ。
潜在的に持っている能力を引き出すのが本当の教育というものではないだろうか。
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