[2011年2月25日]
連日入塾のお問い合わせをいただいたり,体験申込みがある。
昨日も高校生に英語の授業を受けていただいた。
授業の前半(または大半)は語彙力増強。
とにかくシステム英単語Ver.2のはじめの600を覚えてもらう。
毎回80単語ずつCDを聞いて書いて覚えてテストする。
これを1年間続ける。
だいたい覚えた頃に次の601〜1200に行きたくなるものだが,はじめの600を完璧にした方が良い。
で,この600をいつ覚えるかだが,これは早い方がいいのである。
高3の夏に覚えても,高2の春に覚えても同じというわけではない。
高2の春に覚えてしまえば,高2の1年間に目にする英文にそれらが大量に出てくる。リーディングでもグラマーでも,いちいち単語を調べていては時間がかかりすぎる。
そして,単語がわかるので意味が取りやすく,文法や語法への意識も持ちやすい。単語がわからないとそれでいっぱいいっぱいなので,肝心の文法が頭に残っていかないのだ。
うろ覚えのまま高3になって,夏ごろにやっと完全に覚えても,それまでに出てきた膨大な量の英文の読み取りがおろそかになってしまっている。また,覚えたつもりでも体に沁みてないので,いざ英作文などの時に思い出せなかったりもする。
高2〜高3の夏までに英語を何時間勉強するかわからないが,単語を覚えてから勉強するのと,うろ覚えあるいは覚えていない状態で勉強するのでは雲泥の差なのだ。
とにかく,先に覚えるべきことを覚えてしまって,あとはそれをキープする状態にする。その状態であとは自然にどんどんできるようになっていく。
これが何事にも重要なのである。
先手必勝!先んずれば人を制す。
テニスなんか,先に3ゲームリードしたら,あとは取ったり取られたりのペースで勝利がどんどん近づいていく。
野球でも,9回裏,1点リードでノーアウト2・3塁。
これは厳しい。内野ゴロと外野フライでサヨナラ負け。
前進守備で1点も与えない守備。
これが,5点リードなら余裕。
2点入れられても大丈夫。ランナーを無視して普通に守ってよい。
中高生のころにしっかりご飯を食べて,身長を伸ばす。
これを30歳になってからやっても太るだけ?
中学高校で1000時間勉強するとかなり「かしこ」くなる。
40歳すぎて1000時間やっても遅い。
それまでの20年以上を「あほ」な頭で過ごしてしまった損失は膨大だ。
とにかく先にやったもん勝ちなのだ。
で,ご入塾の方がこの勢いで増えると,早晩教室が満席になる。
すると,入塾をおことわりしなければならない事態もある。
今でも月曜はほぼ満席状態。
なので,あとから申し込もうとしてもダメな可能性がある。
こういうのも早いモノ勝ちだったりする。
入塾をおことわりするのは非常に心苦しい。
ウチでダメなら他塾でというものでもなさそうだから。
昨日体験問い合わせに来られたお母様もおっしゃっていた。
○○の個別で見てもらってたら息子が「お金の無駄」だというので,こちらに移ろうということだった。
ウチの塾よりはるかに高い月謝を払って,授業中遊んでるみたいな状態なのだそうだ。
なんと,辞めるなら前月の20日までに言わないと月謝をとられるらしい。辞めると考えるのは塾がフィットしていないからであって,それをあと1か月引っ張っても生徒の利益にならない。
まったくの悪徳商法と言える。ホント,お気の毒としか言いようがない。こんな大手塾ばかりが乱立している。
ウチのように真面目に勉強してもらう塾は今や希少価値だ。他をさがせと言ってもどうやらあまりなさそうなのである。
うまくウチの塾を見つけてさっさと入塾された方はラッキーなのだと思う。
早いモノ勝ちでいうと,春期講習の案内を昨日から塾生に渡している。教室の座席数に限りがあるので,これも先着順で締め切ることになる。これもお早目にお申し込みをとしか言いようがない。
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