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尾崎塾
富田教室

[2011年2月27日]

退塾される方の理由を考えてみた

こちらの塾が良いと思って入塾していただいても,残念ながら退塾される場合がある。

数は多くないのだが,どんな場合に退塾されるかは,これから入塾される方の参考にもなるだろう。

ウチの塾は月末に申し出て翌月退塾がOKである。

今まで5名の方が退塾されていった。

数が少ないので,統計的にどうこう言えないが,おそらく3つほど理由があると思う。

1つは学力がついている実感がない場合。
これはどうにも仕方ない。
そもそも週に1回90分の演習をするだけで,そんなにメキメキと学力がつくはずがない。塾の演習をペースメーカーとして,入試問題のレベルに近づけていくには他にも勉強する時間を確保しないとだめだ。週に1コマのみ受講している高校生にこのタイプが多い。他にも学力がほとんどアップしていない塾生がいる。家でも自習室でも勉強せず,週に1回だけ塾でやっても勉強量が圧倒的に少ない。なので,そういう人が学力を目に見えて上げていくには週に5回とか受講しない限り難しいだろう。来年度から高校生も週2回受講からにしようかとも思っている。ただ,週1回でもうまく利用して学力をつけている人もいる。ウチの塾のコンセプトをしっかりわかっているのであろう。

2つめは,もっと懇切丁寧な指導を期待していた場合。基本的には手取り足取り教えたりしないので,これなら自分で問題集やってても同じだと考えるのだろうか。確かに,自分で問題集をどんどんやっていって,わからないところは学校の先生やかしこい友達に聞けばOKだろう。高校生なのに定期テスト対策をして欲しいと言ってくる生徒はこのタイプなのかもしれない。ウチの塾は受験を見据えて今あなたがやっておくべき問題を提供している。それと集中できる空間を提供している。なので,自分に合った問題集を見極められて,勉強できる場所が確保できるのならウチの塾に来てもメリットは少ないかもしれない。(他にメリットがいっぱいあると思うが,それを見つけられないのなら仕方ない。)

3つめは残念な理由
クラブ活動や遊び,バイトのため,塾に来る時間が確保できない。
クラブで休みますとかが多いようだと本末転倒。
クラブや用事,熱などでの欠席は振り替えしていない。
塾の時間は死守して,他の用事を断ったり,クラブを途中でぬけるなどするくらいでないと勉強時間を確保できない。
私自身はずーっとクラブ活動をやってきて,そのメリットは十二分に得たクチだが・・・
その学力でクラブに現をぬかしている余裕はなかろうと思うのだが・・・
クラブで楽しいのはわかる。ただそれは今楽しいだけ。
将来クラブで飯を食っていけるものが得られるのか疑問。
しっかり勉強して,2ランクくらい上位の大学に入ってこそ,さらに楽しい大学生活とかしこい頭が得られるのに。
目先の快楽を優先して大切なモノを失っているようではダメだろう。青春は今だけだと思っているのかもしれないが,頭の悪い人生を一生送るのと引き換えにするほど値打ちがあるクラブ活動はそんなに多くは存在しないと思われる。
運動クラブであれば,全国大会をめざすレベルとか,そういったことがないと得られるものは非常に少ないのである。

一方で,塾を変わると一時的に学力は上がる。
やはり心機一転,新たな気持ちで頑張れるからだ。
ウチの塾に入ってすぐにすごく成績が上がったと保護者の方から電話をいただいたりすることがある。それは気持ちが切り替わって集中力が増した結果だろう。なので,成績がイマイチだということで塾を変えるのは良い場合がある。ただ,ウチの塾から他へ行くと金額的には負担が増えることは間違いない。おそらく業界最安値に近いはずだから。なので,ウチの塾の受講回数を2回3回増やすなどするのが金銭的にも実際に得られる学力的にも得策だと思うがどうだろうか。


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