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尾崎塾
富田教室

[2011年3月11日]

日本語が通じない日本

昨日は塾が終わってもいろいろと仕事がたまっていて,帰宅したら今日になっていた。

で,「恋する日本語」を見ながら食事。

毎回見ていたわけではないが,最終回だった。

こういう番組がもっと早い時間帯にあればいいのにと思う。

「言葉」について,いろいろと興味深い薀蓄が語られる。

中学生・高校生が見ても面白いと思う。


学校で勉強するときに「言葉」を知らないことが原因で理解ができないケースが非常に多い。

昨日(いや今日だ!)の「恋する日本語」にも終夜(よすがら)に関連して「宵」という言葉が紹介された。

理科で「宵の明星」が出てくるが,大半の生徒は全く意味がわからずに記憶する。だから,宵の明星の見える時刻を聞いても,夜明け前と答える生徒と日没後と答える生徒が半々だったりする。
「宵」という言葉を知っていたら夕〜日没後に見えるに決まっている。

中学1年生に国語の文法問題を演習させると,みごとにわかっていない。品詞とか文章,文,節,単語などの言葉(単語?)が意味不明のまま学校の授業を受けてきたことになる。そりゃわかるはずない。国語の先生だけでなく,他の教科の先生も自分の言葉が正しく生徒に伝わっているか再確認した方がいいと思う。
けど,そういう感覚の先生はほとんどいないのが現状。
今日もまた意味不明の授業を聞き,意味不明の質問をされ,
「今説明したところだろ?!」
と叱られる生徒が全国で量産されている。

塾も大差ないはず。
と言うよりもっとひどいはず。
大学生のアマチュアさんはもちろん,専任のプロ講師とか言ってる人間は本当にプロフェッショナルかどうか。
だいたい,ちゃんと勉強しなかったから就職にありつけず,学生時代にアルバイトしていた塾で講師になるしかできなかった連中も多いのだ。
教員試験を受けても合格できないような能力しかない。
生徒がどこで理解不能になっているか・・・まさか自分の発した単語がわかっていないとは。
そういうことに気づくには相当な能力が必要だと思う。

日本語の通じない日本。

公用語を英語にすればいろんなことが解決するかも。



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