尾崎塾
富田教室

[2011年3月15日]

指示待ち人間

原発がややこしいことになっている。

半径２０ｋｍとかは避難指示。
じゃあ２５ｋｍはセーフ？
風向きによって飛散状況は変わる。

単純に半径では語れないのは，鳥インフルや口蹄疫，火山灰などと同じ考え方。

私が半径３０ｋｍくらいのところに住んでいたら指示されなくても逃げる。後で想定外だった，ゴメンナサイと言われても・・・・

住む場所は大切だ。

日本には完全に安全な場所はないが，わざわざ被災する可能性の高いところに住むのはどうかと思う。

原発があるのはわかっていたこと。
万一の場合のことを考えていつでも逃げる準備をして生活しておくことが必須。
津波が来るのもわかっていたこと。
逃げる準備をしていたが，想像をはるかに越えたために多くの方が亡くなった。
九州の火山灰も同じ。
火山があれば灰が降ってくるのはわかっている。
備えておくのがあたりまえ。
山間の地域では土石流。
何度も土石流に襲われているところに住んでいる人も多い。
都会では高層マンション。
停電でエレベーターが動かなくなる可能性はいつだってある。
想定せずに住む方がおかしい。

自分の住んでいる場所にどのようなリスクがあるか，知らずに済んでいる人が多すぎるように思う。

避難指示される可能性の高い地域に住む人が指示待ち人間だと危うい。リスクをしっかり理解して，指示されなくても自主的に避難するようにならないと，助かる命も助からない可能性がある。





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