[2011年4月19日]
今日から駿台の授業も始まった。
火曜日なので福岡まで行ってきた。
今日は,講師室で伊藤和修くんらが授業で映像を見せるか何かの話をしていた。そこで数学の図形を切った断面とかの立体的な映像を見せるソフトなどもプロジェクターで投影できるという話になった。「これが授業で使えるといいですね」と米村先生が振られてこんな答えをされていた。
「いいや,見せたらあかんねん。」
これには一同びっくり。
曰く「切り口や断面から立体をイメージさせる訓練をするのに,見せてしまった瞬間に頭が働かなくなって終わってしまう。」とのこと。
さすが,大先生は常に生徒の頭脳の働き方を考えておられる。
言われてみれば確かにそうである。
地層の断面などをうまく見ることができるソフトができればいいなと思っていたが,それでは逆に地質図から地下構造をイメージする能力を伸ばすことができないのだ。やはり,きっちりと投影法から学ばせて生徒の頭脳を作っていかないといけない。安直な方法に頼ってはダメということである。
勉強になった。
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