[2011年5月5日]
津波は海底の泥を巻き上げて陸へ上がってくる。
津波が引いたあとに堆積物が残る。
東北や北海道の沿岸部にはこのような津波堆積物が残っていて,数百年に1度程度は今回のような大津波に確実に襲われていることがわかる。
しかし,どの高さまで津波が達したかを知るのは難しい。
最も高い所にできる堆積層の厚さは薄いので,ほとんどわからない。
今回は沿岸部での堆積層と末端部の高さの両方がわかるので,それをデータベース化して,過去の津波の規模が推定できるようになるかもしれない。
さて,写真は堆積物を調べなくともどの高さまで津波が来たかを知ることができる1枚。
木にいろんなものが引っ掛かったまま残っている。
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